2014/07/24

海外移住と文化の交流センター

昨日は、海外移住と文化の交流センターに遊びに行ってきました。

トアロードを北へ北へ登りきったところを、少し西へいった山の麓に、素敵な佇まいの洋館があります。
ここは、1928年に開設された神戸移住センター。
日本における海外移住の基地として、多くの移住者がここから南米を中心に海外に渡りました。
当時、彼らは親しみをこめて移民さんと呼ばれ、最大で1100人もの方がここに宿泊していたようです。 

戦時中は軍の施設として、戦後は看護婦の養成機関として、震災後は神戸海洋気象台が一部を仮庁舎として時代とともに様々な移り変わりを経たこの建物、本当に歴史を肌で感じられる素敵な場所です。





建物は鉄筋コンクリートの5階建てで、長い船旅の前に少しでも船内の雰囲気に慣れてもらうために、
建物全体や廊下、階段も船を連想し設計されたそう。
とっても日本人らしい心遣いですね。






現在は、神戸市立海外移住と文化の交流センターとして、

海外移住の歴史と意義を後世に伝えるー
増加する南米系日系人を中心とした在住外国人の支援ー
地域と連携する芸術交流ー

の場として一般に開放されています。

当時移民さんが宿泊していた部屋や廊下は、C.A.P.運営のもと、アーティストのアトリエやギャラリーとして貸し出され、ここも一般に開放されているので、アーティストの製作現場を間近に見る事ができてとても面白いです。










flyerの充実っぷりもいい場所の証ですね。

是非近くを訪れた際は立ち寄ってみて下さいね。



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